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「片付けなさい」を言わなくても・1(子供が片付けやすい部屋づくり)

リビングと一続きになっている和室を
子供のおもちゃ部屋にしています。

こちら、ある日の部屋の様子。


「片付けなさい」を言わなくても・1(子供が片付けやすい部屋づくり)_c0360042_13165895.jpg


これは私が片付けたのではなく
子供たちだけで片づけています。





ただ、そんな綺麗な日ばかりではなく…。
こちらは別日の様子。

まあ、普段はこうだよね、っていう(笑)

「片付けなさい」を言わなくても・1(子供が片付けやすい部屋づくり)_c0360042_09403262.jpg

ただ、私は毎日綺麗に片付けません
これは散らかしているのではなく、
子供が自分の世界を広げているからです。


例えば手前に置いてあったのは
レゴデュプロのおうち。
ブロックや人形が整然と並んでます。


「片付けなさい」を言わなくても・1(子供が片付けやすい部屋づくり)_c0360042_09403561.jpg

手前にある鍋に
何か入ってるなーと思ったら…


「片付けなさい」を言わなくても・1(子供が片付けやすい部屋づくり)_c0360042_09403800.jpg

アクアビーズがスープに変身してました!
発想力が素晴らしくて思わず激写(笑)


また、こちらではアイロンビーズが
散らかってるように見えます。


「片付けなさい」を言わなくても・1(子供が片付けやすい部屋づくり)_c0360042_09404105.jpg

よーく見ると…


「片付けなさい」を言わなくても・1(子供が片付けやすい部屋づくり)_c0360042_09404256.jpg

綺麗なモザイクアートが。
多分途中なんでしょう。
この繊細な並べ方は長女の作品かな?


こちらもこのまま保留します。

(2015/11/22 加筆)
 次の日に完成させて、本人がアイロン接着も
 しれくてました♪ こちらの記事に書いてます。
 ◆アイロンビーズ作品の活用法 





おもちゃの片付けを
保留する方針になった理由は
子供の通う幼稚園の
影響も強いかも知れません。

幼稚園では積木遊びが充実しています。
教室の中に積木コーナーがあり、
時には大人の背丈以上の作品が出現することも。

けれど先生たちは作品を崩しません
子供たちにも崩して片付けることを強制しません
園長先生は講演会の中で
「本当にいい積木で作った作品は
 一晩経っても崩れないし、
 それを子供たちも知ってるから
 崩さないんです」
と仰っていました。

その時に
「一見散らかってるように見える」
おもちゃも子供たちにとっては
「作品」なんだろうなと気が付きました。
ただ、それを家庭で行うなら基準が必要。
そこで3日間という期間を設定しました。


「片付けなさい」を言わなくても・1(子供が片付けやすい部屋づくり)_c0360042_09403561.jpg


「片付けなさい」を言わなくても・1(子供が片付けやすい部屋づくり)_c0360042_09404256.jpg

おもちゃ部屋に残された、
子供たちが広げたおもちゃのことは
3日ほどは何も言わずにいます


(2015/11/21 加筆)
何も言わずにいるというのは
一晩放置する事を認めてあげるということです。
毎日、夜になったら一応
「出してるおもちゃはどうするの?」とは聞きます
(子供に判断して欲しいので、「片付ける?」とは言いません)

そこで子供が「まだ作りかけ」とか「もうちょっと残したい」
言ったら子供の意思を尊重して放置させておく、ということで
全く何も言わないわけではありません。

言葉足らずだったので加筆させていただきます。
コメント欄で気づかせてくれた
welcome to my home!の ay-worksさん
ありがとうございましたm(_ _)m


4日目になった時に
元に戻せる?」
「どれくらいで完成する?」
「迷子のおもちゃをおうちに帰してあげようか」
と声を掛けたら
自然と片付け始めます。


「片付けなさい」と言わなくても。



*レゴデュプロのおうちですが、
 この日の夕方遊びに来たお友達と
 お人形遊びをするのに使われていました。
*アイロンビーズも完成させたら、
 すぐに道具を戻してくれて、最初の写真の状態に戻りました






おもちゃ部屋は家族共用の場所であると同時に、
子供たちのアトリエです。
コレは3年ほど前に次女が作ったもの。


「片付けなさい」を言わなくても・1(子供が片付けやすい部屋づくり)_c0360042_09523022.jpg


見事な積木タワーが出現してました。
これも本人が「もう少しこのままがいい」と言うので
結局4日ほどこの状態で綺麗に立ってました。
しかも、全くブレずに立っていたので感心した作品。


次女はアーティスト気質で、
こだわりが強く気難しいけど
こういった作品を作るのが
本当に得意です。


だから子供の世界を壊さないよう、
おもちゃを片付けることは
「邪魔だから片付ける」のではなく
「次の遊びのために、
 前に出した物を元の場所に戻す作業」という
教え方をしています。


おもちゃは子供の成長を助けてくれる存在です。
親がおもちゃを大事に扱う言動をすれば
子供もそれを感じてくれるはず。





子供に「片付けなさい」と言わないようにするには
親が「子供が片付けやすい部屋づくり」
する必要があります。


我が家では
子供たち共用ののおもちゃ


ジャンルを分けて(他のおもちゃと混ざらないように)
蓋が無い入れ物で(中身が上から一目で分かる)
カゴは棚に並べて(どこに何があるか分かる)
・全てにラベリング(おもちゃのおうちを決める)
ワンアクション(収納も取り出すのも1回の動作)
なんでも箱を用意(ジャンル分け出来ないものを収納)


以上を心がけています。
親が環境を整えたら
後は子供を信じるだけ。


子供たち共用、と前置きした理由は
また別の記事で。


おもちゃボックスへのラベリング方法については
当ブログのこちらの記事も併せてどうぞ。

ニトリのファインボックスに「おもちゃタグ」をつける





まとまりの無い記事を最後まで
読んでいただきありがとうございました。


こちらのコラムもお勧めです。
静岡県にある有名なおもちゃのお店
「百町森」の店長である柿田さんのコラム。
短い中に「おもちゃの片付け」の
エッセンスが詰まっています。

百町森 柿田友広 「かたづけは棚で」 

by housework45 | 2015-11-20 05:00 | 整理収納(おもちゃ・絵本)

有本葉子//兵庫県姫路市・整理収納アドバイザー 今はホームページでも活動中。HP→ http://forhouseworks.com


by 葉子