「片付けなさい」を言わなくても・4(手放せないものがあったとき)
2015年 11月 25日
子供とおもちゃの整理収納シリーズ、4回目です。
今回は
「なかなか手放せないものがあったとき」
についてです。
一年足らずで終わってしまうアニメや特撮のおもちゃって
ありますよね。その時は熱狂しても、時が経つと熱が冷めてしまう。
そして、熱が冷めて買ったおもちゃで遊ばないのに
おもちゃ自体に執着する子はいると思います。
親からみたら「いつまでも捨てないで…」と思うかも知れません。
ですが、1回目の記事でも書いたように
「一見無駄に見えるものでも子供にとっては宝物」なんです。
「無駄」かどうかを判断するのは
親ではなく子供です。
親は繰り返し「捨てる判断基準」を教えていれば
いつか自然と「自分から手放す」、その日が来るはずです。
それを感じたのは、今回の子供部屋の大掃除でした。
長女がプリキュアとたまごっちのグッズを手放しました。
彼女が幼稚園の時にハマり、ずっと大事にしていたもの。
何度、部屋の整理をしても「いるもの」コーナーに置かれていたもの。
それが今回は手放されていたことに、本当に驚きました。
きっと、長女の中では必要なくなったんでしょう。
それを自分で判断できたことに、確かな成長を感じました。
@フレッシュプリキュア
「ジェインのもうふ」という絵本があります。
これは、私が小学生の時に読んでいたもの。
主人公のジェインはピンクの毛布が大好き。
「もーも」と呼んで、
赤ちゃんの時からずっとお気に入りです。
歩くようになっても、字が読めるようになっても、
小学生になっても、毛布がボロになっても
手放せずにいました。
ある日、自分が既に毛布を必要としていないことに
気がついたジェイン。
おかあさんが保管してくれていた毛布は
小さな切れ端になっていました。
その後、その切れ端は素敵なものへと形を変え
ジェインは毛布から「卒業」できました。
この結末は、是非本編を読んでください。
この中で、おとうさんの言葉が印象的でした。
「ジェインが、もうふのことを おもいだすと、
もうふは、また、ジェインのものに なるんだよ」
~ジェインのもうふ p.62~
宝物は子供のそばになくても、
心の中にいつまでも残っていて、
ずっと心の拠りどころになっていくんでしょう。
ジェインが毛布を自分で手放せるまで
大事に保管していたおかあさんも
素敵だなぁと思いました。
まだまだ「ものへの執着」が強い我が家の娘たち。
執着していたものを「自分の判断で」手放せる、
その日が来るのをジェインのおかあさんの様に
そっと見守っていきたいです。
「片付けができる力」を育てるのは
根気がいりますね(苦笑)
とはいえ、この記事を書いていたら
プリキュアグッズを残してあげたくなりました。
(やはり甘い(笑))
ただし、厳選した1つだけ。
一番大切にしていたフィギュアを
長女専用の「思い出ボックス」に
入れることにしました。
先程のフィギュアですが、
髪の毛のパーツが壊れていました。
実はロングヘアだったんです。
ボンドで繋いだら、元のカッコよさに♪
小さい時の長女の憧れの対象だったキュアベリー。
きっと長女の心の中から無くなる事はないんでしょう。
by housework45
| 2015-11-25 00:00
| 整理収納(おもちゃ・絵本)