兄弟姉妹の上の子に読んで欲しい絵本
2015年 12月 03日
今回は
「下の子が生まれて
お兄ちゃん、お姉ちゃんになった
上の子へ読んで欲しい絵本」を紹介します。
有名なのはこれかな?
挿絵が可愛くてお勧めです。
お母さんは赤ちゃんが生まれて忙しそう。
お姉ちゃんのなっちゃんは、いつも
お母さんがしてくれる色々なことに
自分で挑戦して「ちょっとだけ」成功します。
自分で牛乳を入れようとするシーンは、
思わずハラハラしてしまいました。
私が特に大好きなのはこちら、
「ねえ だっこして」です。
表紙を見ただけでダメなくらい、
涙腺が弱くなっている絵本です。
次女が生まれた頃に購入しました。
赤ちゃんを抱っこするお母さん、
それを少し複雑そうな顔で見ているネコ。
このネコは、赤ちゃんのお世話に一生懸命な
お母さんをじっと見ている
上の子、もしくは飼っているペットのことだと
分かった時、涙が止まりませんでした。
”「ちょっと まってね」って
おかあさんは いうんだ
「あとでね」って おかあさんは いうんだ”
~「ねえ だっこして」より~
上の子につい言ってしまう
口癖のような言葉。
どきりとする様な、
お母さんの痛いところを突く文章が
出てきて、胸が痛みます。
長女もこんな気持ちだったのか、
改めて「もっと構ってあげないと」と
思いました。
初めて読んであげた日は
途中で私も長女も泣いてしまって
絵本どころでは無かったのも
良い思い出です。
最初から最後まで、
涙腺が緩んでしまう一冊。
今でも時々、この絵本を引っ張り出して
読んでいます。
「上の子の気持ち」を忘れないため。
寂しい気持ちを堪えて頑張っている
お兄ちゃん・お姉ちゃんの優しさを
忘れないため。
子供たちの母である自分への戒めもこめて。
長女は5年生になりましたが、
この本を読んだ後は
「…少しだけ甘えてもいい?」
と言ってハグしてくれます。
言いにくいことも絵本を介してなら
照れずに言えるのかも知れないですね。
この絵本の興味深いところは
中間子と末っ子にはほとんど響かないところ。
次女に読んであげたら、
「え!この絵本、ネコが主人公なの!」
と言って驚くし、(赤ちゃんが喋ってると思ったらしい)
三女に読んであげたら、
「よく わっかんなーい!」
と言って、さっさと行ってしまうという(苦笑)
紹介した2冊は、
一番上のお兄ちゃん、お姉ちゃんには
大変響く絵本だと思います。
そして2人目以降のお子さんが生まれて
育児に奮闘しているママさんにも
是非読んで欲しい、
とても優しい絵本たちです。
by housework45
| 2015-12-03 12:41
| …子供のおもちゃ,絵本