【レポート】ポスター展『365Days』行ってきました

ライターとしても活動してます

整理収納アドバイザーとして活動する傍ら、ライター＆フォトグラファー見習いとして色々な場所に行かせてもらっています。

今回は加古川市在住のデザイナーさんが駅構内でポスター展を開催されるというので行ってきました。少しでも会場の雰囲気が伝われば幸いです。

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『1日2時間、好きなことをしよう』

こう決めたら、あなたなら何をしますか？

それを1年365日間、毎日続けると決めたら実行できるでしょうか。

それを実行し続けているデザイナーさんの個展が、JR加古川駅構内で開催されています。

365Days

現在、JR加古川駅の改札を出てすぐ左手にある【加古川市民ギャラリー】にて、

加古川市在住のデザイナー 西嶋輝さんの個展 『364Days』が開催されています。

パステルカラーの色鮮やかな直方体が描かれたポスターが目印です

まずは自己紹介から

西嶋さんが在廊されている時は、展示の案内役も行っています。

「まずはここからなんですよ。」

と言って見せられたのは、自己紹介のポスターから。

デザインへの想いが端的にまとめられたポスターにも、西嶋さんの誠実な人柄がにじみ出ていました。

取材の間も、途切れることなくお客様が来場されていましたが、どんな年代の方にも「まずはここからなんですよ。」と言って、案内される姿が印象的でした。

このポスター展のことが3月13日付の神戸新聞にも紹介されており、「新聞を見てきたんだよ。」と興味深そうに展示を見ているシニアの男性、自分の誕生日のポスターを嬉しそうに指さす女性の姿もありました。

西嶋さんの目線を通して

こちらは1月15日が【イチゴの日】ということで描かれたポスター。

赤地に黒の文字をタネにしてイチゴを表現されています。何故文字が黒いのかは、

遠目から見た時はイチゴの種が陰で黒く見えるから、という西嶋さん独自の発想。

どのポスターにも「考える余白」を残して、見た方が「どんな意味だろう」と考えてもらえるようにしているそうです。

使用している写真の素材も西嶋さんが撮影されたものです。

「ヘアカットの日」を表現するのに後頭部を撮影した写真もありました。

なんでもない日、なんて無い

ポスター展をぐるりと見回すと、365日すべてが『なにかの記念日』なのだと気付かされ、驚きました。

ルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』を原作にしたアニメ映画『不思議の国のアリス』の中で歌われる歌に出てくる言葉に『なんでもない日、おめでとう』という言葉があります。

365枚のポスターを通して見えてきたのは 【なんでもない日】というものは無くて

毎日が【なにかの記念日で、特別な日】なのだということでした。

1日2時間、1年365日。

『もう無理だ、やめて別のことをしよう』と、決めたことを投げ出すことは簡単かも知れません。

けれども、それやろうと決めて、ずっと続けてきた『想い』の力を365枚のポスターが集まったこの場所では、感じることができた気がします。

それはきっとポスター展を見ている人にも伝わっていて、

「もっとポスターを見たい」

「これはどんな日なのだろう」

「どうしてこの絵にしたのだろう」

と想像させ、会話を生み出し、笑顔にさせる力を持っていました。

西嶋さんのデザイン事務所の名前である『and』の言葉通り、ポスターがきっかけとなって人と人を結びつけている姿があちこちで見られました。

活動をライフワークに

2018年も、西嶋さんは1日1枚、作成したポスターを写真サイト『インスタグラム』へ投稿し続けています。次回のポスター展開催も視野に入れ、今年は画像にひと工夫をしているそうです。

「楽しいからやっているので、今後もライフワークに出来たらいいなと思っています。」と、笑う姿が印象的でした。

また、今回のポスター展をきっかけにグッズを制作する話も持ち上がっているそうです。

365枚のポスターから広がっていく新しい世界に、今後も目が離せません。

（取材、写真、文 ： 有本葉子）

Special Thanks

西嶋さんの事務所「and」のインスタグラム

西嶋さんの個人のインスタグラム

お片づけは「焦らず、無理なく、少しずつ、根気よく」

兵庫県姫路市 整理収納アドバイザー

フォー・ハウスワークス 有本葉子

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